
みなさんこんにちは、パパスキーヤーのゆうまろです。
うまい人の滑りって、写真で切り取っても写真バエしますよね???
例えば、2019技術選チャンピオンの武田竜選手の滑りを切り取ったのがこちら↓↓↓

バエますよねぇ、カッコいいです!!
この滑り、一般人には手が届かないモノスゴイ技術の積み重ねで出来上がっているので、普通の人がマネできるものではありません(キッパリ)。
でも、少しでもバエる滑りがしたいじゃないですか?
子供たちにかっこいい滑り見せたいじゃないですか?
そんな、ぼくも含めて普通の人ができる範囲で、「バエる」滑りをするためのポイントとなる「谷回り」について、今回は説明していきたいと思います。
谷回りってなに???

まずは、谷回りってどこのこと???というのを理解していきましょう。よくご存知の方はここは飛ばしてokです。
上の図は、2ターン分を切り出して、ターンの各局面に名前をつけたものです。谷図中の青いところで、ターンの前半にスキーが谷側(斜面下方向)に向かって回って行く局面が「谷回り」なります。
そこから、板がフォールライン(斜面真下方向)を向く「ターンマキシマム」を通って、ターン後半に入るとスキーが山側(斜面上方向…実際に上までは向かないけど、ずっと回してったら上方向という意味)に回っていく局面になり、これが「山回り」です。
最後に、次のターンに入るためにエッジを切り替える局面が「切り替え」になります。
という感じで、ターンを繰り返して行くわけです。
なぜ谷回りが大事なのか?

シンプルに言うと、「シルエットがかっこいいから」とぼくは思っているんですが(笑)、それだけだとあれですので、もう少し論理的に、なぜ谷回りが重要なのか?考えていきましょう。
さきほど、ターンの各局面を説明した図、何気なく説明しましたが、みなさんあんなふうにキレイに谷回りも山回りも均等に滑れていると思いますか???
実は、谷回りと山回りが半分ずつになるような滑りって、難しいものではないんですが、意識しないとできていない可能性が高いと思われます(無意識でできてる方はかなりの上級者で、ぼくに教えられることはなさそうです笑)。
なぜなら、山回りでコントロールした方が楽だからです(無意識でできる方は、谷回りがある方が楽かもしれませんが、できていない人の話です)。極端に言うと、ずっと横滑りで滑っている(というか降りていく)ようなものです。
たしかに、山回りでコントロールしても滑れなくはないのですが、下の図のように、丸いターン弧が描けなかったり、山回りは雪面から抵抗をもらってスピードを殺す局面なので、山回りばかりになってしまうと、スピード感や伸び感が出なくなってしまうんです。

だから、谷回りが必要なんですね!!
ターン後半は次のターンの準備に使う

では、谷回りを作るために、具体的にどうすればよいか見ていきましょう。
まず1つめのポイントは、「ターン後半でしっかり次のターンの準備をする」ことです。
谷回りは、切替えから板がフォールラインを向くまでの間の部分で現れてきます。ここの区間をしっかりとってあげる必要があります。そのためには、ターンの高い位置で切り替えてあげる必要がありますよね?低い位置までずるずる行ってしまうと、谷回りが出てくるスペースもなくなってしまうんです。

この、高い位置で切り替えるために、ターン後半で次のターンに備えておくということです。具体的には、下の図の4、9のように、ターン後半の山回りの局面で、いつまでも板の進行方向に向いているのではなく、次のターンの内側に目線を向け、エッジも徐々に緩めていって、切替えにつなげるようにします。

コツとしては、思っているよりも、意識的にかなり早く動き出すことです。斜面を滑りながらだと、滑りのスピードもあるし、慣性力もあるので、ずるずるターン後半までエッジングを引っ張りガチなんです。なので、思い切って早めに動くようにしてみましょう。
ターン前半で谷回りを感じる間を意識

前のターンでしっかり準備ができたからと言って、気を抜いてスッと切り替えてしまったら台無しです。
切替え後のターン前半で、「谷回りを感じる間(ま)」が必要なんです。
前のターン後半でしっかり準備ができて、いい方向に重心移動ができて、切替えで雪がとらえられれば、後はもうほっといても板が回って来て谷回りが現れてきます。
そのため、ここで一気に板の向きを変えてしまったり、体をひねったり、無駄な動きをせず、ほんの一瞬、間をとってあげることが重要なんです!!
このあたりを意識して滑ったのがこれ↓↓↓。なんだかんだ言って、ぼくもまだまだですね…、もっと練習頑張ります!!
ということで、バエる谷回りの作り方について書いてきました。キレイな谷回りができているとほんとにかっこよくて、「おおっ!」て滑りになりますので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてくださいね。
ぼくの使用スキーはこちら↓↓↓
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
ゆうまろでした。
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