パパスキーヤーの子供スキー教室「初級編⑦ここまでできれば1人前!!板を揃えて滑る3つのポイント」

パパスキーヤーの子供スキー教室「初級編⑦ここまでできれば1人前!!板を揃えて滑る3つのポイント」

みなさんこんにちは、パパスキーヤーの「YUMARO(ゆうまろ)」です。

子供スキー教室シリーズも7回目になりました。順々にこのシリーズを実践してきていただけたみなさんは、子供たちもかなり滑れるようになってくれてるのではないでしょうか?(そうなってくれていることを祈っています!!)

今回のテーマは、これらの集大成とも言える、「板を揃えて滑る=パラレルターン」についてです。ここまでできれば1人前で、スキーの楽しみ方が一気に広がる、ここがやっとスタートラインとも言えるでしょう。

ぼくは、このスキーの奥深さの入口に立たせてあげることが、スキーを教える親の役目だと思っております。そして、子供たちにもスキーファンになってもらうことが、スキー業界の発展(衰退を食い止める)にも資すると勝手に信じてやっています笑。

前置きが長くなりましたが、板を揃えて滑る3つのポイント、行ってみましょう!!

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脚の開きだしでなく重心移動でターンを始動する

ハの字やシュテムターンまでは、外脚が開いている or 開き出す動きによって、板に対して相対的に重心がターン内側に移動し、エッジが立って雪の抵抗を受けてターンが始動するというメカニズムでターンをしていました。

一方、板を揃えるパラレルターンでは、脚を開くわけにはいきません。そこで、発想の転換が必要で、重心をターン内側に移動させることでターンを始動するイメージを伝えてあげましょう。

これがイメージできないと、脚が開けないのできっかけがつかめずに、ターン始動に困ってしまうお子さんが続出しちゃいます(自然に身につけちゃう子もいますが)。逆に、ターン始動だけできてしまえば後は比較的簡単に板が回ってくるので、ここを重点的に教えてあげましょう。

重心移動についての記事は↓こちらを参考に。

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外脚だけでなく両脚に荷重する

これもハの字やシュテムターンまでとは発想を変える必要があります。ハの字やシュテムターンでは開いている外脚中心に荷重していきますが、パラレルターンでは両脚を同じように使っていくため、両脚に荷重する意識を伝えましょう。

正直、外脚1本でも滑れなくはないですが、斜度がキツくなったり高速になったりしたときに対応が難しくなってしまうので、最初から両脚荷重で教えてあげましょう。

クローチングで強制的に板を揃えて滑ってみる

重心移動、両脚荷重を意識しつつ、ぜひ取り入れて欲しい練習がこれです。下の写真のように、板は平行を保ったまま、ストックを脇に抱えるようにして腕を前に出し、腰を落とした体制をクローチングといいます。この状態でターンをする練習になります。この状態だと、状態も脚も動きが制限されて、脚も開けないので、重心移動と両脚荷重がイヤでも必要になって、ものすごく練習になります!

うちの長女もこれでパラレルターンをマスターしたので、ぜひ試してみてください!!

クローチングの姿勢

まとめ

いかがでしたか?板を揃えて滑るパラレルターンのコツをお伝えしてきました。冒頭に書いたように、ここが最初の目標であり、長いスキー人生のスタートラインだと(ぼくは勝手に)思っています。なので、まずはここまで到達した子供たちや教えてきたパパたち自身を褒めつつ、次のステップからもがんばって上達し、スキーを楽しんでいきましょう!!

「⑦ここまでできれば1人前!!板を揃えて滑る3つのポイント」

  1. 脚の開きだしでなく重心移動でターンを始動する
  2. 外脚だけでなく両脚に荷重する
  3. クローチングで強制的に板を揃えて滑ってみる

以上、最後までお読みいただきありがとうございました!

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