パパスキーヤーの子供スキー教室「初級編④緩斜面から滑ってみよう!!ハの字で滑る3つの基本」

パパスキーヤーの子供スキー教室「初級編④緩斜面から滑ってみよう!!ハの字で滑る3つの基本」

みなさんこんにちは、パパスキーヤーの「YUMARO(ゆうまろ)」です。

子供スキー教室も4回目になりました。ここまで、ウェアの着方、歩き方、止まり方と練習してきましたね。そういえばまだ斜面に出ていません笑。お待たせしました!今回はついに斜面に出て滑っていきたいと思います!

みなさんご存知の「ハの字」。最初はみんな避けて通れない道ですよね。でもこの「ハの字」って、コツをちゃんと押さえないとけっこうしんどくて、あまりかっこもよくなくて、スキーが若者に人気がなくなってしまう原因にもなっていると思うんです。

だから、正しくコツをつかんで楽にかっこよくハの字をマスターして、さっさと次ぎのステップに導いてあげましょう。

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ハの字は緩斜面じゃないとキツいだけ

まずこれを身をもって認識するために、滑れる方も、「ハの字しばり」で中斜面や急斜面を滑ってみましょう笑。やってみると改めて気がつくのですが、かなりしんどいことがわかると思います。ハの字でブレーキをかけるには斜度がキツくてかなりのパワーが必要だし、ターンしようとすれば斜度があるのでターン内側の脚が邪魔になって上手くできません。上手な方が滑っても、ハの字って、そういうもんなんです!!

と、いうことで、緩斜面以外はハの字で滑るべきじゃないということをご理解いただけたでしょうか?これが分かっているだけでも、早く滑れるようになってほしいからと言って急斜面に連れて行ったけど一向に滑れなくてイライラみたいなことを防ぐことができますよね?(ぼくはついつい娘たちにやってしまっていたような気がするのですが。。。)

まずは落ち着いて緩斜面でハの字で自由自在に滑れるようになってから斜面のレベルを上げていきましょう。

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とにかくリラックスして余計な力は使わない

ハの字で滑るのって、けっこう疲れます。上手に滑っても、です。だから、余計な力が入っていればなおのこと疲れてしまいます。疲れると、練習したくなくなってきて、上達も遅れてしまいます。まさに悪循環ですよね。ですから、子供たちにはできるだけ余計な力を抜いてリラックスして滑るよう声かけしていきましょう。

リラックスする=余計な力を使わないためのポイントは3つ。

脚は開きすぎない(肩幅より少し広いくらいで十分)

平地でも思いっきり脚を開いてキープしようとすると、それだけでもかなり脚力使いませんか?それと同じで、あまり脚を開きすぎると、その姿勢をキープするだけで力を使ってしまうんです。小さい子供たちは特にハの字の意識が強すぎて開きすぎになりがちなので、開きすぎないように注意してあげましょう。両脚の間隔は肩幅より少し開くくらいで、スキーの先端(「トップ」と言います。)は、握りこぶし1個分くらい開いていれば十分です。

ターンに合わせて体も回していく

脚だけでスキーを回そうとするのも余計な力を使ってしまう原因です。そこで、板の動きに合わせて体もターンの方向に向けていくと、自然に板が回ってきますので、この力を使ってあげましょう。最近のスキー板の回転性能が高いからなせる技です。子供たちには、「行きたい方向に体を向けてごらん」というだけでOKです。それくらいで十分に板が回ってきてくれるはずです。

手はぶらーんと下げていてok

ハの字で滑っている子供達を見ると、けっこうな確率で手を体の前に上げて、グッと力んでいるような構えになってしまっています。手自体の構えにそこまでこだわる必要は無いのですが、手を上げるとどうしても力が入ってしまいがちです。ですので、脱力感を意識的に出すため、手はぶらーんと下げてしまっていいんだよと伝えてしまいましょう。

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スピードはハの字のブレーキでなくターンでコントロールする

これがけっこう勘違いしがちなポイントです。子供達はハの字を覚えると、嬉しくなってか、ダーッと真っ直ぐ滑って、ハの字をめいっぱい開いて、ガガガガッってブレーキをかけてスピードを落とすという滑りをやりがちです、単純ですよね笑

これだけ楽しんでいるのであればいいのですが、すぐ疲れてしまうし、なにより上達しないのが、この滑りの問題点です。そこで、なるべく早い段階で、「スピードはターンでコントロールする」という感覚を定着させてあげましょう。スキーは、斜面下方向に対して横に向ければ向けるだけ、落下する力が弱まります。この原則を利用するのです。ターンする=スキーを斜面下方向に対して横に向けて進むということですので、ターンをすればするほど落下する力が弱まり、スピードをコントロールできるはずです。速く滑りたければ縦長の大きいターン、遅くしたければ横長の小さいターンにすればいいのです!! こうすれば、脚を思いっきり開いてブレーキをかけなくてすむし、次ぎにつながるターンの練習にもなるので一石二鳥ですよね。

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まとめ

いかがでしたか?緩斜面でハの字で滑るための基本について書いてきました。これらの基本をしっかり教えてあげれば、すぐにハの字を卒業できる事間違いなしですのでぜひぜひ実践してみてくださいね!

「④緩斜面から滑ってみよう!!ハの字で滑る3つの基本」

  1. ハの字は緩斜面じゃないとキツいだけ
  2. とにかくリラックスして余計な力は使わないい
  3. スピードはハの字のブレーキでなくターンでコントロールする

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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