
みなさんこんにちは、パパスキーヤーの「YUMARO(ゆうまろ)」です。
だれでもできるスキーメソッドも4回目になりました。ここまで、「基本姿勢」「ストックの構え方」「体の向き」についてお伝えしてきました。どれも簡単に、だれでもできて効果が大きいトピックをお伝えしてきました。
今回のテーマは「目線」です。これまでお伝えしてきたテーマに負けず劣らず、だれでもできて効果が大きいものとなっていますので必読です!!
目線は体の向きを決める先導役
みなさん、歩くときを想像してみてください。何も意識していなければ、歩いていく方向を見ていますよね?曲がり角などでも、曲がる方向を見てからそちらの方向に曲がっていきますよね?
このように、普段われわれは自然とこれから進んでいく方向に目線を向けるという動作をやっていると思います。言い換えれば、自然とやっている=体の使い方として自然と考えることもできると言えます。
スキーでも同じことが言えます。これから進んでいく方向に目線を向けるのが、体の使い方として自然なんです。目線を向けた方向に意識が向き、体の向きを自然とその方向にもっていきやすくなります。これが、「目線は体の向きを決める先導役」と言った意味になります。
以前の記事で、ターンの基本は、スキーの板の向きと上体・腰の向きを合わせた「正対」ですよと言いました。この「正対」を作るために、目線で体の向きを先導していってあげましょう。具体的な方法は、次の項目から書いていきます。
ターン前半:ターン少し内側のこれから体と板を向けて行きたい方向を見る
ターンを時計に見立てて考えましょう。
おおよそ、0~2時(12~10時)をターン前半、2~4時(10~8時)をターン中盤、4~6時(8~6時)をターン後半と呼ぶことにします。

ターン前半については、「ターン少し内側のこれから体と板を向けていきたい方向」を見ましょう。このように目線を向けることで、上体と腰がターンに向けて曲がってくるスキー板と正対させやすくなります。
ターン中盤:スキー板、腰、状態と同じ方向を見る

ターン中盤については、「スキー板、腰、状態と同じ方向」を見ましょう。 ターン中盤では、スキー板が斜面の真下方向(「フォールライン」と言います)を向くので、ターン内側を向き続けると、スキー板に対する上体・腰の正対が崩れてしまいます。感覚としては、ターン前半で内側に向いていた目線を少し戻しながら、板と同じ向きにもってくる意識でやるとよいと思います。
ターン後半:次のターン少し内側(今のターンの外側)のこれから体と板を向けて行きたい方向を見る

ターン後半については、「次のターン少し内側(今のターンの外側)のこれから体と板を向けて行きたい方向を見る」を見ましょう。これは、次のターンに向けた準備になります。このように目線を向けることで、次のターン前半にスムーズに入っていくことができます。
まとめ
ということで、目線のコントロールについてお伝えしてきました。今回も簡単に取り入れられそうじゃないですか?目線のコントロールにより、滑りが非常にスムーズになり、見た目の印象は思っている以上に劇的に変わります。ぜひぜひ試してみてくださいね。
「④まさに目からウロコ!!劇的に滑りがカッコよくなる目線のコントロール」
- 目線は体の向きを決める先導役
- ターン前半:ターン少し内側のこれから体と板を向けて行きたい方向を見る
- ターン中盤:スキー板、腰、状態と同じ方向を見る
- ターン後半:次のターン少し内側(今のターンの外側)のこれから体と板を向けて行きたい方向を見る
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